「けんこうの本」タイトル
書名身近にある食材で健康管理 キッチン漢方ハンドブック著者 猪越恭也、江上栄子共著出版社PHP研究所価格1,100円(税別)
身近にある食材で健康管理 キッチン漢方ハンドブック
 「薬食同源」が中国漢方の根本的な考え方であることは、読者諸賢のあまねく知るところだろう。それは、「人はその人が食べた物」(この言葉はアグネス・チャンさんから聞いた言葉です)であるのだから、口にする物を「薬」とか「食品」とかに分けることが無意味で、ただその人を作り上げる物質であるという認識が必要なのだ。
 本書は、日本に中医学を紹介したパイオニアである猪越恭也氏と料理研究家江上栄子氏のコラボレーションで成った、健康管理のための食品小事典だ。
 「風邪」「疲労回復」「ストレス」「頭痛」「二日酔い」「筋肉と関節の痛み」「肝臓」「心臓系統」「胃腸」「呼吸器系統」「腎臓」「糖尿病」「高血圧」「目」「皮膚」「子供の体」「女性の体」「ダイエット」「老化防止」「癌の予防と症状改善」に分類した症状に対して、中医学的立場から基本的な考え方を解説し、それぞれに適した7〜8つ(計154点)の食品を挙げ、そのうちなかから各テーマごとに2〜5つの食品(計64点)についてはレシピと詳しい説明及び応用レシピを紹介している。
 レシピに紹介されている食材を見ると、生薬として漢方薬に使用されるような食材は、クコの実やハトムギ、サンザシなど数点であり、しかもポピュラーな物なので家庭でも利用しやすい内容となっている。ただ、一覧表に取り上げられたアイテムの中には、黄耆や田七人参など、食料品店ではまず入手できない生薬も含まれており、その種の食品については入手方法を加えておいてほしかった。
 自分の症状に関係のあるテーマのレシピだけでも、本書で作っているうちにその養生法なども自然と身につきそうだ。


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