「けんこうの本」タイトル
書名誰も書かなかった アトピー性皮膚炎の正体と根治法著者 楊達、楊暁波共著出版社文芸社価格950円(税別)
免疫力
 アトピー性皮膚炎は苦しみの多い病気だ。しかも盲目的にステロイド剤や抗ヒスタミン剤を投与する傾向があったために、その副作用が過大に怖がられ、そうした患者意識につけこんだ民間療法がはびこることになった。
 アトピー性皮膚炎は漢方治療の分野では難しいカテゴリーに入り、アトピー性皮膚炎の漢方治療を得意とする医師や漢方の専門家は、婦人病などに比べるとけっして多くないと思う。その理由の一つに、日本の漢方薬には、「血熱」とか「涼血」の概念が無く、そうした作用を持つ処方も少ないと言う。
 著者の一人、楊達氏は、中国で中医学の皮膚科を専攻し、日本の埼玉医科大学皮膚科教室に留学したという中医学と西洋医学双方の皮膚科を専攻した中医師であり、中医学と西洋医学を結合したアトピー性皮膚炎の治療法で成果を上げている。本書に紹介された例から、さまざまな原因と証を的確に分析して治療に当たれば、難治とされる皮膚炎が短期に軽快していることに驚かされる。
 その治癒のメカニズムは、当初は耳慣れない中医学用語にとまどうものの、それが理解されればたいへん論理的で説得力がある。本書のタイトルは「アトピー性皮膚炎の正体と根治法」だが、蕁麻疹、ニキビ、湿疹など、赤疹や赤斑に悩む人に参考になる内容が豊富だ。2003年5月20日発売。


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