「けんこうの本」タイトル
書名免疫力著者 路京華出版社河出書房新社価格952円(税別)
免疫力
 人の健康は“免疫力”によって保たれている。免疫力は、免疫細胞と呼ばれるマクロファージやT細胞、B細胞が体内で活躍し、コントロールされた抗体の働きが必要だが、実は人間の体の表面を覆う皮膚や粘膜も、細菌、ウイルス、アレルギーの抗原といった外敵をはねつけるためには最も重要な役割を果たす。防衛ラインで言えば、“前線”と位置づけられる。
 外敵の侵入を、この前線でくい止めるためにはどうすればいいか? 皮膚や粘膜を強化することだ。荒れた肌、乾燥した粘膜、アレルギー抗原に敏感すぎる肌などは外敵に弱い。この体表部に近い部分の免疫力の元気を支えるものを中医学で“衛気(えき)”という。“気”とは生体エネルギーのこと。「元気がいい」とはすなわち「生体エネルギーの元になるものが順調」ということである。
 「元気」「気合い」「気力」など普段頻繁に使っている「気」という言葉だが、その実体を知ると、いかに「気」というものがクオリティの高い生活を送るために必要なものであるのかが理解できる。
 本書では、衛気に焦点を当て、「免疫」を中医学から解明し、中医学による治療方法を紹介する。衛気を強化することが、免疫力の働きを正常化し健康を守る。あまり日本人に知られていなかったこの中医学の考え方を、免疫力強化の働きが優れている生薬“黄耆”とともに詳しく解説すると共に、体験例も18例が紹介されている。
 著者は、中医学(中国漢方)をやさしく紹介した「中国漢方がよくわかる本」の路京華氏。


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