「けんこうの本」タイトル
上手な癌との付き合い方上手な癌との付き合い方著者 宋靖鋼・周軍出版社文芸社価格950円(税別)
上手な癌との付き合い方  ガンの原因、治療法の研究は着々と進んでいるが、それでもまだ不明の点は多いし決定版というべき治療法が確立しているわけでもない。現在では、よいと思われる方法は、とにかくやってみるという考え方が、ガン治療の専門家の間に定着してきた。特に中医学が一つの重要な医療技術として普及している中国では、ガン治療の分野でも中医学が当たり前のように活用されている。

 ガンの三大療法といえば、手術、放射線、抗ガン剤だが、いずれの方法も患者に与えるダメージが大きい。ガン患者の死亡率はガンそのものによるものよりも、患者の抵抗力が低下したために生じる感染症などで死亡する率の方が高いとさえ言われているほどだ。

 西洋医学による治療を行うかたわら、中医学によって患者の体力や免疫力を高めれば、ガン療法によって患者が受けるダメージを減らしたり、転移、再発の予防ができるのだ。患者の5年生存率を上げたり、治療中のQOL(クオリティ オブ ライフ)を高める役割を中医学に期待することができる。

 中国では、西洋医学と中医学の併用、中西医結合は、ガンに限らずさまざまな分野で進んでいる。特にガンは西洋医学の持ち味と、中医学の持ち味がたいへんよく補い合える分野であり、治癒率を目ざましくアップさせている。日本では残念ながら、まだ「中西医結合」という言葉自体が耳新しい段階だ。その中で、本書は、中西医結合によるガン治療法を二人の中医師が日本に紹介した、パイオニア的な一書といえる。


本の購入は、アマゾンドットコムからどうぞ。★「amazon.co.jp」をクリック。「サーチ」で「和書」を選択、書名を記入して「GO」をクリック。